古刀とは

日本刀には古刀という分類があり、これは901年から1596年に作られた、反りがある刀のことをいいます。それまでは反りのない直刀が主流であったため、時代によってこのような分類がされるようになりました。なぜ反りのあるものが主流になったかというと、主流になっていった騎馬戦においては、反りのある刀のほうが素早く攻撃できるためです。

古刀がよく作られた地域が存在しており、それらの流派を総じて五箇伝と呼びます。大和伝、山城伝、備前伝、相州伝、美濃伝の5つです。これらはそれぞれに特徴があります。

歴史の中では名刀と呼ばれる刀も作られており、大原安綱は天下五剣の一つである童子切安綱を作り上げました。洗練された輝きがあり、人の目を引き付ける魅力のある刀です。

ほかにも、無銘粟田口、備州長船住景光などの名刀が作られ、今もなお大切に保存されています。